チーかまとドイツの意外な関係

つまみ界のスーパーサブ、チーズかまぼこ

チーズかまぼこ美味しいですよね。かまぼこにチーズを入れるという、ちょっと考えるとどうなの?というハイブリットな製品ながら、両者渾然一体、酒との相性も良し。メインのつまみはもう終了したけど、もうちょっと飲みたいなあ、なんて時に実に力強い味方です。

昨日もそんなシチュエーションでチーズかまぼこを食べたら、その包装に「チーかま」と呼べるのは「丸善」の製品だけよといったことが書いてある。物議を醸しがちな名称の「ホモソーセージ」でおなじみの丸善。チーズかまぼこは丸善が作ったのだろうか。

チーズかまぼこ誕生物語

ということで調べてみました。丸善のホームページに行くと、正に「チーかま誕生物語」というコーナーがあり、そこにチーかまの歴史が書いてある。

要約すると、ドイツのソーセージに関する文献資料に、ソーセージの中にチーズを入れたものがあることを知った丸善の開発研究員が、日本の伝統的な食品である「かまぼこ」にうまく応用できないかと試行錯誤して、ついに昭和43年デビュー。

その後、小学校の給食向けにセールスされ昭和44年から学校給食に積極的に導入されていったとのことで、なるほど、小学校の頃から食べていたかもしれないんだ。そして、「チーかま」は丸善の登録商標(商標登録番号・第1231194号)ということで、「『チーかま』と呼べるのは元祖・丸善だけ」。

しかし、チーかまがドイツにルーツ?を持つとは意外だった。チーズの入ったソーセージというのも美味しそう。そのうち、つまみにしてみたいもんだ。

ちなみに、ホモソーセージは、英単語のhomegenize(均質にする)からとったもので、魚のすり身を全体が均質になるよう、よく混ぜた生地を使用していることから使っているとのこと。そういえば、ホモ牛乳なんてのもあったが、これも同じ意味なのだろうね。

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