秋田ぐらし

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ジョン・グリシャムの「司法取引」は超ページターナー

      2015/03/25


今、面白い小説が無いかと聞かれたら、お勧めはジョン・グリシャムの「司法取引」です。

ジョン・グリシャムといえば、リーガルサスペンス(法廷もの)の名手ですが、この本は、リーガルな要素をバックグラウンドにしながら、とにかく、スリリング。読み手を飽きさせてくれません。

上下2巻のちょっとボリュームのある本ですが、そんなことは気になりません。小説好きなあなた、とりわけ、冒険小説、サスペンス、ミステリー好きなあなたにお勧めします。

内容

内容はというと、「BOOK」データベースを引用すると、次のようなもの。

上巻 連邦判事とその愛人の殺害事件が迷宮入りかと思われた頃、冤罪で収監されていた弁護士バニスターが、真犯人を知っていると声を上げた。彼はその情報と引き換えに、自らの釈放と証人保護プログラムをFBIに要求する。藁にもすがりたい捜査当局と何度も交渉と説得を重ねたバニスターは、ついに念願の出獄を果たすのだが…。自由を求めて、破天荒な一世一代のコンゲームが始まる。
下巻 FBIは判事殺害容疑で、麻薬関係の犯罪歴があるクィンを逮捕。判事に賄賂を贈っていた彼は、当初、事件との関わりを強く否定するも、やがて自供を始める。一方、証人保護プログラムが適用されたバニスターは、当局の監視下に置かれながらも自由な日々を過ごしていた。しかしある日、突然姿を消してしまう。その身に何が起こったのか…。騙し合いに次ぐ騙し合い、衝撃の結末。

ページターナー

いやあ、ストーリー的にはこんな感じですが、この小説で特筆すべきは語り口。

自分では冤罪、または不当な収監と信じている弁護士バニスター。小説は、バニスターの一人称で語られるパートが多いのですが、一人称なので、バニスター目線というか、読み手は完全に同化してしまう。

気分はバニスターで、バニスターと同じ不安を感じながら、出獄するまでがハラハラドキドキ。冒険小説気分です。

で、上巻で早くも出獄してしまうわけですが、物語はそれで終わるわけでは無く、下巻になると、バニスターが映画づくりを始めるんですよ。

これが分からない。分からないんだけど、読み手はもうバニスターと同化しているので、引っ張られていって読んじゃいます。何がどうなっているんだ、それを知りたい一心。

バニスターがどうやら壮大な仕掛けをしているらしいのがわかってくる。その内容が知りたくてページをめくる。仕掛けの内容がわかると、と果たしてそれが成功するのかどうか。またまたハラハラドキドキ、サスペンスでページをめくる。そういう寸法です。

いやあ、久しぶりにページターナー=思わずページをめくらされる小説を読んだなあ。ページめくり体験をしたいあなたに超お勧めの本です。

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