マイノリティと「X-MEN: フューチャー&パスト」


X-MENシリーズはけっこう好きな映画シリーズ。というか、一応全部見ております。シリーズと言ってもウルヴァリンを主役としたスピンオフ的な作品もあって、系列が複雑になっているんですが、これは本流の物語ということになるのかな。いずれ物語が絡み合ってることもあって、全部見ちゃうんですが・・・

概要

『X-MEN: フューチャー&パスト』(X-Men: Days of Future Past)は、2014年公開のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画である。マーベルコミックスのキャラクターであるX-メンをフィーチャーし、1981年にクリス・クレアモントとジョン・バーンが1981年に『アンキャニィX-MEN』誌で執筆したストーリー「デイズ・オブ・フューチャーパスト」を基とした物語となっている。

ストーリー

2023年。バイオメカニカル・ロボット「センチネル」の軍団がミュータントと彼らに協力する人間たちを討伐し、地球は壊滅へと向かっていた。他人の精神のみを過去の自身に送り返すことが出来るキティ・プライド(エレン・ペイジ)の能力によって、彼女と数名のミュータントは度重なる攻撃を逃れ生き残っていた。キティたちはモスクワで襲撃を受けるが、辛くも窮地を脱出し中国の修道院でストーム(ハル・ベリー)、ウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)、プロフェッサーX(ジェームズ・マカヴォイパトリック・スチュワート)、マグニートー(マイケル・ファスベンダーイアン・マッケラン)と合流する。プロフェッサーXは宿敵のマグニートーと手を組み、1973年にウルヴァリンの「魂」を送り込み危機の根源を絶とうする。センチネル創造のきっかけとなったミスティークによるボリバー・トラスク博士(ピーター・ディンクレイジ)の暗殺を食い止めようとするのだ。50年前の自分の肉体に宿り「センチネル・プログラム」の開発を阻止しようとするウルヴァリン。しかしその間も、2023年では暴走するセンチネルの過酷な攻撃で、地球滅亡へのカウントダウンが進んでいた。2023年と1973年。2つの時代が同時進行する激しいバトルは、想像を絶する結末へと向かう―。

一言

X-MENシリーズというのは、一見アクション映画。いやアクション映画としても面白いのですが、ある意味けっこう真面目な映画だと思っています。良いミュータントと悪いミュータント(ざっくりと言えば)と普通の人間の闘いというのが表向き。でも、根底にミュータントの脅威におびえる普通の人間という図式があって、その中で普通の人間とミュータントがどう共生していくかという、けっこうマイノリティをめぐるの問題があって、そんなところもこのシリーズが人気がある理由じゃないかと。

ミュータントでも、必ずしも優れたというか、優越的な能力を持ったものばかりではない、逆に不便な能力を持っているのも、話にコクを与えていますよね。

ところで、ハル・ベリーは、撮影中妊娠していたのようで、それでアクションが少なかったのか。残念。一方で、ボリバー・トラスク博士を演ずるピーター・ディンクレイジは、ドラマシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』のティリオン・ラニスターじゃないですか。好きなんだよな、このキャラクター。

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