第18回あきた寄席「立川こはる落語会」

本日(2015/02/14)バレンタインデーだというのに落語会に行って参りました。しかし、噺家は女性。立川談春師の一番弟子立川こはるさんです。バレンタインデー的と言えば、バレンタインデー的シチュエーションでありますまいか。いや、ありませんね。

会場は秋田県民会館(ジョイナス)2階小ホール。秋田の落語会の定番のハコですね。この「あきた寄席」だけで今回で18回だそうで、そのほか喬太郎の会とかいろいろやっていますから、秋田の落語ファンにはおなじみの会場。みんなパイプ椅子をなんとかしてくれと思っているんじゃ無いかしらん。長い会になると辛いんだよね、あれ。

時間は午後2時開演。終了したのは午後3時40分ごろだったでしょうか。

演目は、「つる」「風呂敷」、仲入り、「だくだく」「大工調べ」の4席。といっても、最後の大工調べは”序”ということで、棟梁が啖呵を切って、その後与太郎が下手な啖呵を言うまでのところ。大岡裁きの場面は無し。こっからが個人的には好きなんだけどなあ。言い立てがうまいのは分かったという感じ。

最初、行くのを躊躇したんですよ。何と言っても女性でしょ。案内見ると眼鏡かけていて真面目そうで、噺はうまいけど笑えないタイプかなと危惧しました。当方、噺はぞろっぺいでも笑わしてくれる方が好みなもんで。

でもそれは杞憂でした。まず演ずるときは眼鏡をかけていない。短髪で童顔(御年32歳とのこと)、若い普通の噺家さんと同じで、全然違和感がないんですよ。与太郎は与太郎だし、棟梁は棟梁。ご隠居さんをやるときは、ちゃんとご隠居さんになる。

こはるさんは、まだ二ツ目なんですね。2年前になったというようなお話でした。口調も良いし、笑うと愛嬌がある。今はまだやはり真打ちの格というか、独特の味は無い若い噺家さんですが、まだまだ伸びる、追っかける価値のある噺家さんだと思います。

tatekawakoharu

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