第14回アルヴェ落語会「春風亭一之輔独演会」が開催されたので聞いてきました。
会場:秋田拠点センターアルヴェ2階多目的ホール
日時:令和6(2024)年6月26日(水)
開場18:00 開演18:35 終演20:30ごろ
演目は、
1 「子ほめ」
2 「転宅」
3 仲入り
4 「笠碁」
というものでした。
一之輔は、本日落語協会の総会があって、遅延を想定して遅い新幹線を取ったとのことで、ギリギリの到着。実際予定時刻よりも5分遅れ。そんなことをマクラの子ほめは一般的には前座噺で、一之輔も一朝師匠から最初にならった噺と言っていたけど、堂々の爆笑編でした。一之輔は仕草も良いことを再確認。そして、弟子入り関連の話をマクラにしつつ転宅。息子を二世落語家にすることを木久蔵と三平に迫られるという話題は前回も聞いた気が。この噺、個人的には間抜けな泥棒が、良い酒を飲むと後から効いてくる仕草がツボ。笠碁は藤井聡太が一冠を逸した話がマクラでした。通常の笠碁と違って、笠を取るところで落ちない。下手すれば客が落ちたつもりになることろだが、ここで落とさないで噺を持たせ、一之輔独自のオチで落とすところがスリリング。
慌ただしいスケジュールだったようだけど、その所為か何かちょっとハイな一之輔。良いリズムで噺を聞かせてもらいました。