おぼえなくとも良いパスワードを使う方法

高度化するパスワード

先日パスワードの付け方を示してきましたが、実はパスワードをおぼえるというのは、古いトレンドになります。
昔は、「パスワードはメモしてはならない」と教えられたものですが、コンピュータの能力向上により、より長いパスワードを付けることが求められ、とても覚えることができなくなってきました。USBメモリのように、他人にアタックされる蓋然性が高いものになると、今は20桁以上が相場なようです。前に示したのは、せいぜい10桁前後ですから足りませんね。

パスワードはメモしよう?

というわけで、最近では、「辞書アタックで破られることのないランダムな文字列で十分に強い長さを持つパスワードをメモしておけ」ということになっています。
もちろん、パスワードのすべてをメモしておけという話ではありません。パスワードxxxxxxなんて書いた紙持っているなんてのはコメディ世界での話です。記憶できない部分をメモで補完するということです。

ポケットにあるランダム文字列を活用しよう

このメモも、実際にランダムな文字列を作ってメモする必要はありません。あなたの財布の中には、あなたの誕生日や電話番号(これらは簡単に調べることができますので不可)と全く関係のない数字を書いたカードがたくさん入っていませんか。
クレジットカードのナンバー、免許証の番号、ポイントカードの会員番号、フィットネスクラブの会員番号、数字だけなのが残念ですが、文字列部分は記憶部分でカバーということで。もちろん適当にランダムに組み合わせればの話ですが、これは立派なパスワードです。
#個人的には、結婚記念日(結婚式の日が入籍の日と違う人はザラ)もソーシャルでもすぐには出てこない盲点かなと。
なお、パスワードを入力する時に、いつも同じカードを見てはなりません。適当に何種類か見ながら入れて下さい。パスワードは親兄弟、配偶者にも秘匿すべき代物であり、決して気取られてはなりません。
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