第十六回あきた落語愛喬会「落語教育委員会」

落語教育委員会

第十六回あきた落語愛喬会「落語教育委員会」が平成28年3月5日(土)秋田市文化会館小ホールで開催されたので、行ってきました。
前売り券¥3000当日券¥3500の自由席ということだったのだが、空席があり当日券を2800円で売っていた。前売りより安く売るのはルール違反だよなあ。前売り買ったのが馬鹿みたいなもんだ。馬鹿だからいいか。

開口一番が前座さん、にならないのがこの「落語教育委員会」のウリで、柳家喬太郎、三遊亭歌武蔵、柳家喜多八の「携帯の電源は切りましょう」という主題のコントというのが定番らしいのですが、喜多八師匠が足がお悪いようで、今回は漫才。曇空疲労・過労にそれぞれ歌武蔵と喬太郎が分して、ブレザー姿で漫才。内容は、やっぱり携帯の電源オフなんですけどね。

落語トップバッターは柳家さん若の「初天神」。秋田出身の二ツ目さんということでこの東北シリーズ起用か。元気が会ってよろしいという感じの落語だった。

落語二番手は柳家喬太郎。枕では今日はトリで無くて気楽だという話に始まって、落語協会の落語普及会で九州に行った話しがメイン。ムツゴロウを食べた話、与論島にいって海水浴した話、鹿児島空港のガチャガチャで不思議なフィギュアに嵌まった話。今調べたら、「妄想おねえさんのお寿司屋さん」というシリーズなんですな。食べ歩きが趣味のおねえさんが大好きなお寿司を妄想の中で満喫しているというユニークな設定。ラインアップは「マグロの握り」「えびの握り」「鉄火巻き」「かっぱ巻き」「イクラの軍艦」「ウニの軍艦」の全6種。たしかに誰得という感じのシュールなフィギュアだ。落語は「茶代」。

落語三番手は三遊亭歌武蔵。秋田には何回か来ているらしいが、自衛隊とかそういうからみらしい。私も生歌武蔵は初めてと思う。いつものとおり相撲ネタの枕。琴奨菊は優勝しないでしょうと断言したり縦横無尽。相撲人気を支えている遠藤が尻の病にかかったらおしまいだというのが面白かった。落語は「ぼやき酒屋」。調べると、桂文枝の新作らしい。

http://sanshi.tokyo-toshokan.net/00000010.htm

仲入り後、柳家喜多八。得意の「やかんなめ」。生やかんなめは初めてだが、シュールな落語だよなあ。これが通用するのが落語の世界。

落語教育委員会、十分堪能満足して家路につきました。

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