秋田ぐらし

とある秋田住民が秋田の生活をつらつらと語るブログ

*

「MASTERキートン Reマスター」を2冊買った話

      2015/01/23

「MASTERキートン」との出会い

これは、浦沢直樹による漫画で、アニメ化されたことがあるらしいがそちらは見たことが無い。もう20年以上も前に連載された話で、単行本も買いそびれていたが、2~3年前に「完全版」としてカラーページを再現した全12巻が発売されたので、そのときに買い始めたら面白くて全巻買った。

「MASTERキートン」とは

日英ハーフの主人公、平賀=キートン・太一は、オックスフォード大学を卒業した考古学のMASTER。本人の求めるところ、本職は学者らしいのだが、生活のためオプ(最初はロイズの保険調査員、だんだんといわゆる私立探偵)をやっている。そこで遭遇する事件を描く物語なんだが、考古学がらみの知識で事件を解決したり、サイドストーリーとしてヨーロッパ文明ドナウ起源説があったりして、ペダンティックで面白い。

単なる冒険譚ではないのよ

さらにコクを増しているのが、ちょっと家庭環境が複雑なことから来る物語の綾。両親は子どものころ離婚しキートンは母親に連れられて渡英、オックスフォードで学び、やがてSASに入る。自身も学生結婚し、娘をもうけて離婚している。

時間がちゃんと経過するタイプの物語。サザエさん型では無く、だんだんと物語の中で娘が成長していく訳ですよ。最初の連載は20年前に終わり、その後の後日譚的にあたらしく編まれたのが「Reマスター」。話は相変わらず面白いが、なかなかに切ない。キートンが資料を読む際に、老眼鏡を使うようになっている。そして、結婚した娘は・・・・

男親と娘の情愛の物語でもあるんだなあ。身につまされる。

ということで、最初通常版を買ったのだが、あれれ。見た目が違う。全編白黒だ。「完全版」と同じく、カラーページも再現されている「豪華版」も買ってしまったので標題。

 - 漫画, 読書

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

ジョン・グリシャムの「司法取引」は超ページターナー

今、面白い小説が無いかと聞かれたら、お勧めはジョン・グリシャムの「司法取引」です …

ジェフリー・アーチャー「クリフトン年代記」を読むために

英国作家ジェフリー・アーチャーについては、以前のエントリで書いたとおりの希代のス …

ジェフリー・アーチャー/クリフトン年代記第3部「裁きの鐘は」あらすじ

ジェフリー・アーチャーの大作クリフトン年代記を楽しく読むためのあらすじです。 第 …

ジェフリー・アーチャー/クリフトン年代記第5部「剣より強し」あらすじ

ジェフリー・アーチャーの大作クリフトン年代記を楽しく読むためのあらすじです。 第 …

ジェフリー・アーチャー/クリフトン年代記第4部「追風に帆を上げよ」あらすじ

ジェフリー・アーチャーの大作クリフトン年代記を楽しく読むためのあらすじです。 第 …

2015年08月02日放送NHK日本の話芸 昔昔亭桃太郎「カラオケ病院」

落語メモです。前回分はこちら。 放送日:2015年08月02日午後02:00~午 …

平井和正が死んだ日

2014年1月17日、平井和正死去 東スポWeb 1月18日(日)14時59分配 …

レザー アスラン著「イエス・キリストは実在したのか?」

ナザレのイエス ほとんど宗教と無縁の生活を送っている平均的な日本人と自認していま …

スティーヴン・ハンター「スナイパーの誇り」

本当は年末年始に読むはずだった上下巻、ようやくこの祝日で読みました。「極大射程」 …

トム・クランシーの遺作「米露開戦」に違和感あり

「巨匠の遺作」ということで、「米露開戦」1~4巻を読みましたが、結論は、やはりト …