秋田の麻雀ルール
実は、当方、麻雀をたしなむ人間なんでありますよ。
基本的に固定メンバーでやっていますが、時々お招きを受けて他のところで打つこともあります。今回は、そんな時に経験したルールの違いの話。
我々のグループは、いわゆるアリアリ、喰い断有り・後付け有りでやっていますが、これは秋田では少数派。秋田のルールは基本ナシナシで、喰い断無し・完全先付けが一般的な様です。これをベースに、その他の一般的に行われていると思われるというか当方が体験したルールの特徴をまとめると、
- 東東廻し(場風は常に東)
- 裏ドラは現物、一翻として数えるのではなくチップ。自摸った場合は、3人から裏ドラの枚数だけ、振込の場合は、振り込んだ人のみからチップが入る。チップは5000点相当が多いようだから、チップが勝敗を左右することもある。
- 符計算で、門前ロン上がりの場合、10符を副底に加えるが、秋田では面前自摸の場合でも10符を加える。自摸2符があるので、門前自摸は自動的に40符以上で計算となる。その代わりと言ってはなんだけど、自摸2符を常に計算するので、自摸平和は無い。
- 30符4飜は満貫(7700点を切り上げ)でも3900点は3900点なんだよな、不思議。
- 七対子は2飜25符(昔は1飜50符が一般的だったと思う)
- 流局の場合、積み棒は2本
- 形式聴牌は認めない。空聴(役はあるが、上がり牌がもう無い)も聴牌と認めない。
- 全員ノー聴は親流れなし。南場(裏東場)の親は子の上がり以外では流れない。
- 箱割れで終了。振込の場合はチップ2枚進呈。
- 焼鳥はそのグループに依存。やっているところもあれば、やらないところもある。
- 割れ目は一般的では無い。
といったところでしょうか。
ウルトラ赤五筒!
問題は、赤牌を入れるかどうかで、最近は入れるところが多いけど、扱いはグループにより様々。
我々のグループでは伍万、五筒、五索と3枚入れて、上がれば1飜にしていますが、この前、別で招かれてやった麻雀は強烈だった。
赤は五筒1枚だけ。しかし、この赤五筒が、上がれば1飜のみならず、裏ドラと同様にチップももらえる。裏ドラと違って、リーチをかけなくともOK。喰っていても有効。チップは5000点相当ですから、つまり、赤五筒1枚がほぼ無条件で5000点~15000点の価値を持つことになります。
となるとどうなるか。配牌で赤五筒があると、誰も降りない。つっぱりまくり。これは目の前にチップ1~3枚があるわけですから。どんなことをしても上がろうとする。
また、五筒待ちがあると、自摸に力が入る入る。赤五筒を自摸上がりすれば、15000点ですからね。倍満並みです。実際に赤五筒を自摸り上げた人生の先輩は、完全にエクスタシーの表情でした。
たった一枚の赤五筒ですが、正にウルトラ赤五筒。刺激的な対戦でした。