映画「ラヴ・ネヴァー・ダイズ」は空前のカルト作だ!

映画「アンドリュー・ロイド=ウェバー ラヴ・ネヴァー・ダイズ」。ミュージカル公演(ライブ)を映画化した作品ですが、個人的には、見なきゃ良かったと後悔しています。

2010年に「オペラ座の怪人」の続編が上演され、DVDも出たということで注目し、いつ劇団四季がやるのかとワクワクしていたのですが、どうも評判がよろしく無い。そんな中で気がついてみたら、悪評紛々のロンドン初演とは演出が違う、メルボルン公演のブルーレイが安価に出たというので、買ってみたんですよ。

そしたらビックリ、そもそも演出の問題ではなく、ストーリーが大問題。ファントムとクリスティーヌの関係性の設定も、ラストも衝撃的。ロイド=ウェバー御大とち狂ったかという作品で、これはねえ。

概要

大ヒットミュージカル『オペラ座の怪人』の10年後を描いたミュージカル!2010年3月にロンドンで初演を迎えたミュージカル『アンドリュー・ロイド=ウェバー ラヴ・ネヴァー・ダイズ』。2011年5月よりオーストラリア/メルボルンでもスタートした本作の9月の公演を収録。

ストーリー

「オペラ座の怪人」から10年後。
ファントムは、メグ・ジリーとマダム・ジリーの手助けでアメリカのコニーアイランドで一大エンターテインメントの主として成功していた。メグ・ジリーは、ショーガールとして人気を得て、さらなる成功を望んでいた。
ファントムは、奸計を使って、フランスから人気歌手クリスティーヌ・ド・シャニュイをアメリカに呼び寄せ、自分が所有する舞台で歌うように仕向けるが…

ここがポイント

普通の「オペラ座の怪人」ファンが見たらぐったりすること請け合い。作者が続編を書いて、評判の良かった前作をレイプしちゃうのはままあることながら、やってくれてますねえ。ほとんど二次創作の世界。
そもそもミュージカルのみならず、それを自分がプロデュースして映画化したものの設定までぶちこわしている。

それじゃあ、単品としてはどうなのと言われれば、かなりの良作、映像的にも満足できる作品になっていますが、オペラ座の怪人の続編というプレミア無しに成立するのかな?

ほとんどカルト的といっても良い本作、怖いもの見たさで見て見ますか?



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