映画「LIFE!/ライフ」は傑作だが、吹き替えで見ちゃダメ!

特にお断りもしておりませんでしたが、映画に関しては、断固吹き替え派であります。

字数が限られる字幕より、絶対、吹き替えの方が情報量が多く、翻訳もより正確と信じてやみません。それに、セリフの意味を知るために字幕を読むよりも、聞いた方が映像により集中できるのは、あきらかではありませぬか。

ということで、吹き替え派の当方ですが、映画「LIFE!/ライフ」に関しては、字幕をお勧めせざるを得ない。

ナイティ・ナインの岡村隆史が、主人公を演ずるベン・スティラーの吹き替えをやっているんですよ。岡村隆史、芸人とは言え、実は吹き替えもうまいのかも知れない。抑揚が少なく棒読み調子なのも、冴えない主人公に合わせているのかと好意的に解釈しても良い。

だが、関西弁でやっているのはどういうことよ。他のキャストみんな標準語だよ。関西弁に何の必然性も無い。絶対的に不自然だった。

概要

『LIFE!』(ライフ、原題: The Secret Life of Walter Mitty)は、2013年のアメリカ合衆国の叙事詩的コメディドラマファンタジー映画。監督と主演はベン・スティラーが務めた。この映画は1939年に発表されたジェームズ・サーバーの短編小説『虹をつかむ男』を原作とするダニー・ケイ主演映画『虹を掴む男』(1947年公開)のリメイク作品である。(Wikipediaより)

ストーリー

「世界を見よう、危険でも立ち向かおう。それが人生の目的だから」というスローガンを掲げる伝統的フォトグラフ雑誌『LIFE』。そのネガ管理部に勤めるウォルター(ベン・スティラー)は、変わりばえのない平凡な日々を繰り返している。

彼の唯一の趣味は、虚しい現実から逃避して突飛な空想に浸ること。

密かに想いを寄せている同僚のシェリル(クリステン・ウィグ)がパートナー探しのウェブサイトに登録しているので、自身も登録してコンタクトを取ろうとする。しかし、特徴的なプロフィールの無い彼は、コンタクトを取ることもシステムから拒否されてしまう。

ある日、ライフ誌最終号の表紙を飾るべく、写真家のショーン(ショーン・ペン)から送られた大切な写真のネガがないことが判明。ウォルターは、ショーンを探す旅という人生最大のミッションに出発する。

空想世界を抜け出し、極寒の海に飛び込み、荒々しい大地を駆け、過酷な山を越える光景は息をのむほどの驚きと勇気を与えてくれる。そのありえないほど波瀾万丈の冒険の道のりは、彼の人生を次第に変えていく。

ここがポイント

まず、『LIFE!』という日本語タイトルが良いです。原題は、『ウォルター・ミティの秘密の生活』だけど、これでは面白くない。人生のLIFEと写真雑誌のLIFE。見事なダブルミーニングのタイトル。

そしてテーマが写真でありますから、映像が綺麗。ほとんどの構図が写真的と言っても良い。特に後半の自然を描写した部分。色彩も鮮やかで、良く構成されています。

ウォルターが訪れた先で出会った世界の人々が基本的に「善い人」なのも良かった。外にでてみれば、悪いことばかりじゃ無い。善い人との出会いがきっとある。

そして最後に訪れるウォルターの変化と幸せの兆し。シェリルにちょっとしたアクションを撮るのですが、うるっときてしまったなあ。そして、最終巻の『LIFE』の表紙。名作ですよ。ただし、字幕で見れば。

いやあ、リメイク元の「虹を掴む男」見たくなっちゃったな。それぐらい良い作品です。


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